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Instagramが最長1時間の縦長ムービーを投稿できるアプリ「IGTV」を発表



InstagramYouTubeとSnapchatの中間に位置するかのようなビデオプラットフォーム「IGTV」を発表しました。IGTVはInstagram上でより長いムービーを配信したいというユーザー向けに作成されたスタンドアロンのアプリで、最大60分の縦長ムービーを公開できるサービスとなっています。Instagramのムービーは60秒、Instagram Storiesは15秒と、従来のInstagramではごく短いムービーしかアップロードすることができませんでしたが、IGTVを使えばより長いムービーを公開可能となります。

With IGTV, Instagram is betting that people want longer vertical videos - Digiday
https://digiday.com/media/instagrams-new-video-hub-wants-to-mix-youtube-with-snapchat/

IGTVはフルスクリーンで再生される縦長のムービー配信プラットフォームで、今後数週間のうちに公開される予定です。Instagramのアカウントを持つ人は誰でもIGTV上に「自分のチャンネル」を作成し、ムービーを配信することができるようになります。ハリウッドセレブや人気ゲーム配信者も続々IGTVを利用することを公言しています。なお、IGTVはビデオブロガーに特化したコミュニティを目指しており、縦型のムービープラットフォームという点で他のサービスとの差別化を図っているとのことです。

DigidayはIGTVの問題として、「Instagramユーザーが1~2分以上の長いムービーを見るかどうか」を挙げています。なお、IGTVで公開できるムービーは「最長60分」ですが、Instagram側はムービー制作者に対して「アップロードする映像は10分程度になるように」と進言しているとのことで、配信されるコンテンツはTVよりもYouTube寄りになる模様。

「IGTV向けにすぐに1時間のコンテンツを制作するという予定はない」と語るのは、YouTube上で独自のコンテンツを配信して高い人気を誇っているFBEの共同設立者であるラフィ・ファイン氏。しかしコンテンツの配信を行わないという意味ではなく、「IGTVの登場によりInstagram上で我々のビジネスを進めることが可能になりました。FBEのコンテンツの平均時間は9~12分なので、IGTVのようなプラットフォームには大きな機会があることがわかります」とコメントしており、Instagram側の想定通り、まずは10分程度のコンテンツを配信していく予定のようです。

by Gian Cescon

Digidayは「Instagramはこれまでのサービスを通してユーザーに垂直ムービーの撮影および鑑賞を慣れさせてきた」と指摘しており、IGTVの登場に戸惑うユーザーは少ないのではないかと推測しています。また、インフルエンサーマーケティングプラットフォーム・Revfluenceのエリック・ラムCEOも、「IGTVはFacebookと比較して、Instagramのユーザーエクスペリエンスが自然に進化したものとなっています」と述べました。

RevfluenceによるとInstagram上に投稿されるコンテンツのうち、ムービーの割合はわずか4%です。しかし、より縦長のコンテンツに特化したInstagram Storiesは、登場以来毎月平均63%ずつコンテンツの数が増えており、スマートフォンを横向きにして使用するのではなく縦持ちのまま閲覧できるプラットフォームの需要が一定数存在することは明らかです。

InstagramのスポークスマンはIGTVを著名人に利用してもらうために金銭を支払うことはないとしており、クリエイターがムービーを投稿することで金銭を得る広告プログラムなどの発表もありませんでした。それでも月間アクティブユーザーの数が10億人を突破したInstagramや、YouTubeのようなプラットフォームを目指すIGTVにとって、クリエイターに金銭を還元するシステムの実装を「無視し続けることは難しい」とDigidayは指摘しています。